The DA-BUN a.k.a 思考の滓

伊藤ユウキ 宮城在住、ミュージシャン。身体と心が丈夫でない。  https://www.youtube.com/user/teru4st1 

春を待ってる

約一年前、心身の不調から求職→退職のコンボがあり。

それからは予定してたライフイベントを全て先送りにし、住んでた部屋も解約し、貯金も相当減り、あれやこれやを経て、いま結構などん詰まりにいる。

身体は不調続きだしメンタルも乱れとる。音楽活動も光明差さず暗中模索を続けている。先の見通しが全てにおいて立たない。

 

どん詰まり、ではあるけど落ち込んでいるわけでもない。

ただ、他者に自分を預けてはいけないこと、初手から不義理をするものは身内には言わずもがな、ということがどんどん確信に変わっていく。そんな場所と縁を結ばずに済んでいるのは幸い。

こんなもののために俺は死ぬわけにいかない。自分のことなどこれっぽっちも好きじゃないけど、このクソな世の中に殉ずるのは馬鹿げていると思っている。

 

人も物も風景もディスカウントショップみたいになっていく。コスパとタイパで中身がパーになる。誰のためかわからないビルが次々と建っていく。今晩炎上したやつの名前も明日には忘れてる。親に心配かけないようにガキが自ら死んでいく。変化が速すぎてついていけない。果たしてこのスピードに乗るべきか、静観すべきか、または唾棄すべきか。判断できないくらいの速度で流れていく。そして、それについていけない自分はどっか悪いのでは、行き遅れた人間なのでは?なんて思ったりもする。

それでも、世界に置き去りにされても、自分を肯定できなくても、少なくともこの足は地面についている。その引力を手放さなければ、まぁ大丈夫だよ。そんな歌を歌ってるんだけど、それは一番は自分に歌ってやりたいんだな。